【達成欲】を強みとする人を率いる | ストレングスファインダー＆リーダーシップ

【達成欲】を強みとする人は、目標が与えられたら誰よりも熱心に働きます。

時間外労働が必要になるほどの仕事量がある仕事でも、与えられた目標に向けて仕事に打ち込み、誰よりもスピーディーに仕事を終わらせてくれるでしょう。

「仕事は忙しい人に任せよ」は真実なのです。

【達成欲】を強みとする人は、仕事を終わらせるために忙しく動き回ることを好みます。

一方で、会議の場に座っているだけでは退屈してしまい、その持ち味をほとんど活かすことができません。

【達成欲】を強みとする人を会議に招くのは、本当にその人の意見が必要な場合のみに限るのが賢明です。

【達成欲】を強みとする人がポテンシャルを最大限に発揮するのは、「何を積み重ねることが自分の成果となるのか」がはっきりと明確にわかっているときです。

そのときどきの仕事の内容に応じた、成果測定や自己評価が可能な目標を立てる手助けをしましょう。

たとえば、「精査したファイルの数」「顧客への接触回数」「キーマンへの接触回数」「受注数」などが考えられます。

【達成欲】を強みとする人と強固な関係性を築きたい場合は、アフター５の飲み会やレクリエーションの中ではなく、ひとつの仕事に共に取り組むことを通じて信頼を深めるのが一番です。

また、「仕事ができない人」は【達成欲】を強みとする人がもっとも苦手とするタイプなので、一緒に仕事をさせてはいけません。仕事をするたびに溝が深まります。

「仕事のあとの休暇」は【達成欲】を強みとする人にとっては魅力を感じるものではありません。

【達成欲】を強みとする人は、休んでいると逆に疲労を感じてしまうタイプの人が多く、動き続けることによって充実感を得るのです。

成果を認めたらさらに大きな仕事や目標を与えることで、【達成欲】を強みとする人の努力に報いるようにしましょう。

【達成欲】を強みとする人は、普通の人があまり好まないような「早朝出勤」や「時間外業務」を厭いません。

そのため、そのような業務を実施する必要があったら、まず真っ先にこの人に声をかけるようにすると良いでしょう。

また、「昨日はどれくらい残業したの？」「今朝は何時に出社してくれたの？」という質問は、【達成欲】を強みとする人の意欲を高めるマジックワードですので、機会ごとに積極的に使いましょう。

【達成欲】を強みとする人は自発的に数多くの仕事をこなしてくれるので、昇進においては真っ先に候補に挙がる対象となるでしょう。

しかしながら、その昇進がその人をその人の「強み」から遠ざける結果にならないかどうかはしっかりと考慮しましょう。

「得意分野でより多くのことを達成すること」こそが【達成欲】を強みとする人の一番の望みであることをしっかりと頭に入れておくべきです。