ストレングスファインダーは「強み」ファインダーではなく「才能」ファインダー!?あなたの「強み」を見つけることは、ストレングスファインダーの最終目標である。
ストレングスファインダーに関するよくある質問のひとつに
ストレングスファインダーが定義する【強み】と【才能(資質)】の違いが分かりづらい
というものがあります。
個人的には、
- ストレングスファインダーを日本語に直訳すると「Strength(強みを) Finder(見つけるもの)」っており、診断結果が「強み」であると思われやすい
- 日本語の書籍のタイトルに「あなたの34の強みを見出し、活かす」と記載されており、34種類の「才能(資質)」を「強み」と誤解しやすい
といった点がこれら2つの言葉の定義を紛らわしくしていると感じますが、正確には
- 才能(資質): ストレングスファインダーで診断される、あなたを成功へと導く5つの思考特性
- 強み: 才能(資質)を活用して、あなたが仕事で常に完璧な成果を出すために行っている実際の行動や能力
というのが「才能(資質)」と「強み」の正しい定義です。
※辞書による定義ではなく、あくまでもストレングスファインダーとしての定義です。
例えば、あなたがストレングスファインダーを受けた結果として、
といった形で得られるものが「才能(資質)」であり、それをあなた自身の立場に当てはめて
教師としてクラスの生徒全員に目が届き(包含)、生徒のそれぞれの立場に立って物事を考えることができる(共感性)。
また、勉強についてこれない生徒を絶対に作らないという考え(回復志向)のもと、教育に関する知識を日々アップデート(学習欲)している。
また、生徒の成長をまるで自分のことのように喜ぶことができる(成長促進)。
といったように、あなたの仕事で高い成果を出すために使っている能力や行動として落とし込んだものが「強み」なのです。
このような定義に基づけば、ストレングスファインダーは「強みファインダー」ではなく「才能(Talent)ファインダー」の名称のほうが良いと思われる方がいるかもしれませんが、
「才能(資質)は”強み”として実際に発揮されてこそ大きな成果を生み出し、その人の人生を豊かなものにする」
という理念のもと、”強み”の基となる「才能」を客観的に特定するためのツールとして生み出されたストレングスファインダーは、「最終的には、すべての人が自分の”強み”を認識し、日々の生活の中で活かせている世界をつくる!」といった願いを込めて
ストレングス(強み)ファインダー
と名づけられたのです。
是非、ストレングスファインダーで判明したあなたの「才能(資質)」を活用し、あなただけの「強み」を見出して日々の生活に活かしてください。
きっとその先には、それまでとは比べ物にならない程の充実した日々が待っているはずです。
※あなたの「才能(資質)」を「強み」へと変える際には「ストレングス・ステートメント」を書くことが大きな助けになります。
ストレングス・ステートメントの書き方については、以下の記事をご参照ください。
あなたを強く保つ「ストレングス・ステートメント」の書き方を紹介!
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