アニメ「けものフレンズ」のヒットをストレングスファインダー的視点から考察してみた
最近、ネット上で大きな話題になっている
アニメ「けものフレンズ」のヒット
をストレングスファインダー的な視点から考察してみました。
放送当初はあまり評価が高くなかったアニメ「けものフレンズ」ですが、ネット上での口コミで徐々にその噂が広がり、いまやニコニコ動画等で2017年冬アニメ中屈指の動画再生数を誇る人気コンテンツとなっています。
この「けものフレンズ」の驚異的な人気急上昇に興味を引かれ、個人的にもアニメを拝見してみたところ、作中でたびたび登場する
相手のありのままの姿を素直に認め、褒め称える姿勢
に「ストレングスファインダー」の思想に似たものを感じました。
作中に登場するサーベルキャットを模した「サーバル」というキャラクターは、ことあるごとに「相手の良いところ」に着目し、
「すごーい!キミは○○なフレンズなんだね!」
と、肯定的な言葉で祝福します。
この「サーバル」が、記憶喪失で見知らぬ世界に迷い込んでしまった「カバンちゃん」に寄り添い、「自分が誰なのか?」という問いに対する答えをお互いに協力しながら探す姿に、周囲からのプレッシャーが多すぎて「自分はどんな人間なのか?何が得意?何がしたいのか?」と悩む現代人は共感を覚え、ついつい周囲の人達にもこのアニメの存在を共有したくなってしまうのでは無いでしょうか?
自分の「弱み」の分野で成長しようともがく人は、まるで「空を飛ぼうと努力し続けるダチョウ」や「人を癒そうと笑顔で近づくも、毎回怖がられてしまうライオン」のようです。自分の「地上を速く駆ける能力」や「狩りに特化した爪や牙」といった強力な武器に気づくことなく「自分に無いもの」を求めたとしても、決して良い結果は得られずにただただ消耗してしまうでしょう。
人間ほどの高い知能を持たない動物は、あるがままで最高の自分を表現しているのに、長い年月をかけて進化し、高い知能で文明を築き上げた人類が、自分ではないものを追い求めて消耗し、自分を弱くしてしまっているというのは、なんとも皮肉な話です。
「あなたはどんな人間で、どんなことを得意とし、あなただけの人生で何を成したいと望みますか?」
世界的に高い評価を得ている才能診断ツールである「ストレングスファインダー」は、必ずやその答えを出すための一助になるはずです。
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