「好きなことを仕事にするな」は嘘?本当?
仕事に関してよく言われる言葉のひとつに
好きなことを仕事にするな
という言葉があります。
通例、
- 好きなことを仕事にしてしまうと、そうしたことで嫌いになってしまうことが多い
- 好きなことはあくまで趣味としてプライベートで楽しむべき
といった理由で使われることが多い言葉ですが、この言葉は真実なのでしょうか?
この事柄に対してアンケート統計をとった興味深い記事を見つけたので紹介します。
上記記事によれば、20代〜30代の男性を対象に「会社員」100人と「自営業・フリーランス」100人に対して
- 現在、自分の好きなことを仕事にしている?
- 「好きなことを仕事にしたこと」について、どう思っている?
という2つの質問に関してアンケート調査をした結果、
〈現在、自分の好きなことを仕事にしている?〉
- はい 62.5% ※会社員の56.0%に対して、「自営業・フリーランス」は69.0%
- いいえ 37.5%
〈「好きなことを仕事にしたこと」について、どう思っている?〉
- 仕事にしてよかった 92.8% ※会社員と自営業・フリーランスでほぼ同じ数値
- 仕事にすべきではなかった 7.2%
という統計結果になったそうです。
上記のアンケート結果より、
20代〜30代の男性に限れば「好きなこと」を仕事にしていることが多く、かつその9割超が満足している
ということが分かります。
実際、「好きなことを仕事にする」ことによってモチベーションを高く保つ効果があるのは間違いなく、その観点から言えば
「好きなことを仕事にするな」は嘘である
と強引に結論付けられるかもしれませんが、個人的にはもう少し観点を広げるべきだと感じます。
もし、どんなに「好きなこと」だったとしても、もしそれが「仕事」にする上で「好きなこと」と同様に重要な要素である
- 得意であること
- 周囲から評価されること
という要素を欠いていては、それを「仕事」にするのは難しいと言わざるを得ません。
残念ながらどんなに「好きなこと」だったとしても才能が無い「不得意なこと」であれば競争力は生まれず、「周囲から評価されないこと」ではそれによって生計を立てることは出来ません。
そのため、もしあなたが、「好きなことを仕事にしたい!」と心の底から切望するのであれば、
「得意なこと」であり「周囲から評価されること」の源泉になる【強み(才能)】を特定するツール
である「ストレングスファインダー」の診断を受けてみることをお勧めします。
ストレングスファインダーによって明らかになる”あなただけ【強み】”とあなたが心の底から切望する”好きなこと”が符合するところにこそ、「あなたにとっての最高の仕事」が隠れていることが多いのです。
もし、「好き」で「得意」で「周囲から評価される」ことを仕事にできたならば、自信をもって
「好きなことを仕事にするな」は嘘である
と言えるはずです。
この記事が、ご覧になってくださった皆様の「好きなこと」を仕事にするための一助になったのであれば幸いです。