【慎重さ】を強みとする人を率いる | ストレングスファインダー＆リーダーシップ

【慎重さ】を強みとする人は、状況分析の能力に長けるものの、自分だけの裁量で決定を下すことを嫌います。

そのため物事を次々と即座に決定するようなポジションに就けてしまうと日常の中で大きく消耗してしまいます。

可能な限りそのような配置は避けるようにすべきです。

仕事において注意が必要な状況−たとえば、法的に微妙な問題や安全性にかかわる問題、正確さが何よりも重要になる問題−に直面した際には、【慎重さ】を強みとする人の力を借りましょう。

【慎重さ】を強みとする人は、類まれな洞察力を発揮して普通の人では気づかないような潜在的な危険性や将来的な可能性にまで気づき、それに対する防御策を考案してくれることでしょう。

【慎重さ】を強みとする人は契約の場においてその力をいかんなく発揮します。

とりわけ、第一線ではなく「後方支援」という立場で契約をサポートさせると並外れた手腕を発揮してくれます。

後方支援を頼む場合には、あくまでも通常の業務を脱しない範囲で依頼をするのが良いです。

【慎重さ】を強みとする人は、とりわけ仕事の場において自分の感情を表に出すことを嫌います。

そのため、それらを必要とする「接待」「パイプ役」「人脈作り」「社交」などといった場に出向く仕事には向きません。

【慎重さ】を強みとする人の特性である「洞察力」は人間関係構築の場においても良く表にでます。

特に一緒にする仕事相手が「有能で信頼に値するかどうか」を【慎重さ】を強みとする人は確認したがります。

このような人間関係の構築には時間がかかることが多いので、【慎重さ】を強みとする人の部署をコロコロ変えてはいけません。

「信頼性を構築できた途端に別の部署へ」という形になってしまうことが多くなり、本人にとっても周囲にとってもメリットがありません。

【慎重さ】を強みとする人は「ほめ言葉」を口にすることは滅多にありません。

そのため、もし【慎重さ】を強みとする人が人をほめるようなことがあれば、それは額面どおり受け取り、それを大事にしましょう。